映画好きアーティストが、あのEXILE TRIBEを2017年ベストムービーに選んだ!?【2017年ベストムービー後編】|にゅーじっく

2018年01月31日

映画好きアーティストが、あのEXILE TRIBEを2017年ベストムービーに選んだ!?【2017年ベストムービー後編】

1: 名無しさん 2018年01月31日 19:00:41 ID:0.net

映画好きアーティストが、あのEXILE TRIBEを2017年ベストムービーに選んだ!?【2017年ベストムービー後編】


みんなの映画部員が選んだ作品の予告編を観る

バンド界で一二を争う映画論客とも言われるBaseBallBearの小出祐介が部長となり、ミュージシャン仲間と映画を観てひたすら語り合うプライベート課外活動連載。今回は特別編として、2018年元旦にJ-WAVEの年明け番組内で放送されたラジオ版『みんなの映画部』を記事化してお届けします!


特別活動[後編]「2017年ベストムービー」

参加部員:小出祐介(BaseBallBear)、福岡晃子(チャットモンチー)、世武裕子、オカモトレイジ(OKAMOTO’S)、ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)



小出部長とチャットモンチー・福岡が選んだ2017年ベストムービーはこちら


 


レイジが愛してやまないEXILETRIBEムービーをチョイス!


ハマではレイジさんいきましょうか。


レイジ俺はね、内容やストーリーっていうより、「なんのためにこの映画が作られて、誰がどう喜ぶのか」という目的が明確な作品が好きなんです。これ、いったいなんのために作って誰が喜ぶんだろう?っていう映画、結構多いじゃないですか。たぶん監督の意図とプロデューサーの思惑なんかが食い違ったりして。


小出作品性としても商業的にも、どっちも中途半端になっちゃうパターンだよね。


レイジそうです、「誰トクなんだろ?」っていう。それは映画だけに限らず、たぶん音楽も含めて、いろいろな世界である話だと思うんですけど。その点やっぱり、本当にすべての目的が明確で良いなと思って、今年のベストにしたのはEXILETRIBEの『HIGH&LOWTHEMOVIE』シリーズです。


小出明確ですね。ひとつのゴールに向かってるもんね。


レイジもう本当に面白い。2017年はパート2と3の二作が公開されて。両方まとめてベストで良いんですけど、細かく言うなら2のほうが面白かった。キャラの立ち具合がすごく良いし、次も絶対観たい!という気持ちになりました。


小出ドラマとして気になるようにしっかりできてるし、アクションもすごいしね。日本映画で画面いっぱいに、しかも画面の隅から隅までの人たちが全力で戦ってる画とかってあんまり観たことないじゃん。


全員あはははは。


小出しかも端から端まで出ている人たちが、誰も手を抜いていないのがわかるのよ。映画版もそうだけど、ドラマ版の『HIGH&LOW』からすごいから。テレビドラマなのに、なんでこんなに撮ってんの?ってくらい執拗にアクション撮ってる。これ何カメで撮ってんの?みたいな。


福岡「誰のために」っていうのが明確ってことは、EXILEファンの子たちとか?それってレイジのためにもなるの?


レイジなりましたね。俺もやっぱりそこに呑まれた。


福岡そうなんや。みんな呑みこまれるんだ。


レイジあっこさんも絶対好きだと思いますよ。


福岡ほんと?


小出絶対好きだよ、ヤンキーだから。


福岡ヤンキーだからじゃねーよ(笑)。


全員あはははは。


レイジあっこさんに観てほしいなあ。一応もうシリーズは完結してますけど、それでもいつ続編出てくるかわからないから。


ハマもし来年新作があったら、あっこびんは呑みこまれていくんじゃないですか?


福岡呑みこまれたいわ。みんなで一緒に観に行こう!


レイジ映画部で行きたいです。


ハマこういうきっかけがないとね、自分の好きな傾向と毛色が違うものはなかなか選ばないですから。


小出そうだよね。それに『HIGH&LOW』はみんなで観たほうが絶対面白いよ。



 


世武裕子に、制作の活力を与えた『ネオン・デーモン』


ハマしかし映画部メンバーのベスト、バラバラで良いですね〜。あとは世武さんと僕がまだ残ってますけど。それでは世武さんお願いします。


世武私もベストは難しいな〜って。2017年は後半がわりと自分の趣味丸出しで、「うわ、これ好きだわ」ってのが多かったんですよ。8月はポール・ヴァーホーヴェン監督の『エルELLE』、9月は黒沢清監督の『散歩する侵略者』、10月は行定勲監督の『ナラタージュ』、11月は大森立嗣監督の『光』。後半がめっちゃ良かったんですよ。でも1本って選ぶとなると、年のはじめに観た『ネオン・デーモン』です。


小出実は世武さん、ず〜っと言ってたんだよね、『ネオン・デーモン』大好きだって。


世武この映画に関しては、理屈じゃない。映画としては正直欠陥あるっていうか、冷静につっこむとするならば「これ、どうなの?」みたいなところが結構あるんですよ。


ただね、監督がニコラス・ウィディング・レフンっていう『ドライヴ』って映画がヒットした人なんですけど、私、どうやらこの監督のことが根本的に大好きすぎるんです。


特に『ネオン・デーモン』はサントラも買ってるし、レコード聴いて家で踊り狂ってるわけですよ。ひとりで、最高すぎて。しかもその音楽に合わせて、自分で三茶とか歩きながらiPhoneでいろいろ撮影して編集して、ムービー作っちゃったりしてるわけですよ。


全員(どよめいて)素晴らしい!


福岡そのムービー観たい〜。


小出同人映画だよ。いいなあ。もう精神で大好きなんだね。


世武そう、すべてを超えてる。私にとっての『ネオン・デーモン』は、良いとか悪いとか、そういうことじゃねえっていう。こいちゃんの『SING/シング』じゃないけど、こんな風に私は音楽をやっていきますよ!って思った。


レイジすごく良い感想ですね。


世武2017年はその『ネオン・デーモン』に始まり、最後に観た映画が大森監督の『光』なんですよ。映画部の活動抜きで。『光』も『ネオン・デーモン』にちょっと近い気持ちが湧いたな。


この一年は社会的に象徴する動きがないっていうか、表しにくいっていう話もよくわかるんだけど、個人的に観たなかだと、すごい小規模なんだけど、自分の心にめっちゃ来るやつが何本か観られたのが楽しかった。というか救われた。


ただ、商業的には成功しないでしょうね、って思いながら観たのよ。だって映画館で、マジで途中から、「は〜」っていう声がめっちゃ聞こえたもん(笑)。お客さんのため息すごかった、隙間隙間に。音楽ガンガンガンガン流れて、パッと止まってるときとかに、「は〜」っていう。


小出観ながら疲れてんだ(笑)。


世武でも、誰かの反応とは関係ないとこでやってるっていうのが、またエモくて。


レイジわからない人は本当にわからなさそうですしね。


世武そう。でも「じゃ観なくていいよ。もう知らん」って言い切るのは、なかなか難しいじゃないですか。だって、みんな生きていかなきゃダメだから。


全員あはははは。


世武とにかくすごいっすよ。


小出素晴らしい感想ですよ。


レイジぶっちぎりすぎてる。


ハマすごい伝わる。


福岡映画部の上沼恵美子みたい(笑)。


小出『怪傑せぶちゃんねる』(笑)。


ハマでも「私もこうしてやっていく!」という風に思える作品に出会うってものすごく大事なことですし、めったにないですよね、生きていて。


世武ここまでのはない、なかなか。


福岡三茶の動画さ、世武ちゃんのミュージックビデオで使ってよ。


小出そのサントラを聴きながら撮った映像に自分で音当てて、その音をリリースする。画から作る。そうしたら『ネオン・デーモン』の精神をトレースしたものができる。


世武いいね。


レイジたしかに、その作り方すごい。


小出作品の作り方としては新しいかも。



ジョジョもスター・ウォーズも最高だったけど、ハマ・オカモトが選んだのは……


ハマいやあ、世武さんのベストムービーの発表はすごくエキサイティングでした。ではわたくしですが、まず言っておきたいのは、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズは今年も最高だったね!ということ。


小出最高でしたね。


ハマ『ドクター・ストレンジ』から始まって、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』に『スパイダーマン:ホームカミング』、あと『マイティ・ソーバトルロイヤル』。全部ぬかりなく面白かったですし、2018年はこのまま『ブラックパンサー』が続きます。


全員楽しみ〜。


ハマあとは僕、邦画はあまり劇場で観られなかったのですが、『ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない第一章』には単独潜入してまいりまして。


小出三池崇史監督の。僕も観た、そのあと。


ハマ僕が熱っぽくこいちゃんにも話して、なんていうか今まで生きてきて、なかった気持ちにさせられる、とても良いュアンスで観終えた実写映画だった。


小出僕もハマもさ、『ジョジョ』に関してはTシャツを何枚も買うくらい好きなわけですよ。


ハマベボベはジャケになってますしね。


小出そう。そのジャケにもなるぐらい好きな第4部が実写化されてるから、正直言うと、嫌いになる気満々で観に行ったの。そしたら、想像以上に好きになっちゃった。


全員あははは。


小出真剣佑くんとか。


ハマ億泰ね。


小出億泰がこんなに好きになる!とはみたいな。原作とは若干違うんだけど、この解釈好き。アニメにちょっと寄ってんのかな?


ハマそうですね。アニメシリーズにすごく寄った作りだったなというのがファンとしての感想のひとつ。


小出漫画というよりはアニメの実写化にニュアンスは近いのかもしれない。


ハマスタンドと呼ばれる精神エネルギーが具現化した、守護霊のようなものが出てくるのですが、真剣佑さんがやった億泰というキャラが使うザ・ハンドというスタンドがびっくりするくらい良くて。ザ・ハンドの完成度はすごかったです!


小出僕はそもそもザ・ハンドが好きなスタンド上位なの。だから、ザ・ハンドの実写ビジュアルにはすごい警戒していったんだけど。


ハマ来るぞ来るぞ……って。


小出そしたら、すごい良かったんだよね。


ハマそういう意味では、僕らはすごい斜めに挑んでいるせいもありますが、その裏切りがすごく好転した作りで。


小出そうなんですよ。良い意味で裏切られた。


世武嫌いになる気満々で行く、っていうのが男子っぽいような(笑)。


ハマ好きすぎて、嫌いになる気でいました。


福岡で、撃ち返されたんだ。


小出そうそう。


レイジふたりがそんなに褒めるのはすごいですね。


ハマ単純に続編が出るならば、間違いなく観にいきたいなと思わされたうれしい一本でした。あと音楽ドキュメンタリーも1本挙げたいんです。『約束の地、メンフィス〜テイク・ミー・トゥ・ザ・リバー〜』という、メンフィスの若手ミュージシャンと大御所ミュージシャンが往年の楽曲をセッションするっていうドキュメンタリー映画。


よくある「レジェンドとやれてすごい」というのを超えた本当のドキュメンタリーというか、先輩と後輩の交流をリアルに映し出している素晴らしい映画でした。


そして自分のDNA的に最高だったのは、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』。


全員あははは。


ハマやっぱり言っておかないと(笑)。そして遅くなりましてすみません!ベストムービーの一本は『女神の見えざる手』です。


小出あれは良かったね!僕もベスト候補には入ってくるよ。


ハマあれは久しぶりに何の前情報もなく映画館に観にいって、すごく引き込まれて、もう口が開いたままラストまで突っ切って、最後のオチを観終わって。あんなに震えて人に連絡したくなった映画はない!というくらい、たまらない気持ちにさせてくれた一本でした。


小出洋画版&女性版『半沢直樹』だよね。


ハマたしかに。本当に快作です。


レイジなんとなく世武さんも好きそうですよね。


ハマうん、世武さんに観てほしいです。


世武今の話ちょっとだけ聞いても、それ観たいって思った。


レイジとにかく“すげえ女”が出てくるっていう。


ハマちょっと!たしかに“すげえ女”が出てくるけど、身もフタもなさすぎてぶち壊し(笑)。


レイジざっくり言いすぎました(笑)。



ハマというわけで全員のベストムービーを発表しましたが、個人的には世武さんのプレゼンに拍手ですね。


世武本当?良かった。気持ちに口がついていってなかったけど(笑)。


ハマ2018年は僕も『みんなの映画部』になるべく参加できるように頑張りたいと思います。部活を頑張るってよくわからないですが(笑)、改めまして今年もよろしくお願いします。


全員よろしくお願いしまーす!


TEXTBY森直人(映画評論家/ライター)

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